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弱い者の味方、方世玉は正義の為には権力に逆らうことも厭わない。役人達を次々に倒す彼は、政府の怒りを買っていた。悪名高きマーの指揮下にあった提督府は、あらゆる手を尽くして方世玉を亡き者にしようとしていた。
今日も誰かが彼の命を狙う.....
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![]() ![]() 方世玉大破梅花樁 |
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マー提督の暗殺を謀った世玉の兄弟子と弟弟子が捕えられた。
マーは2人を拷問し世玉の居所を聞き出そうとしたが、決して喋ろうとしない彼等はされ、マーの手で処刑された。
世玉の首にも賞金がかけられた。 村の至る所に告知が張られ、お尋ね者となってしまった世玉だが、彼を慕う村の人々は一向にお上に協力する気配がない。 | ![]() |
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張り紙の前に棺を抱えて葬儀屋が現れる。 「方世玉を提督府に引き渡した者には、私からプレゼントがある .....特大のカンオケだ!」 「おっさん、そんな奴、いやしねぇよ」 一同、「アーッハッハッハ」 てな具合で、手当たり次第に物が投げつけられた張り紙は、すぐにボロボロになった。 |
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そんな折、方世玉を名乗るニセモノが現れるようになった。
彼は役人達に反抗しては、面倒を起こして歩いている様子である。
一方、本物の方世玉の方は、何も知らずに殺された2人を訪ねようとしていた。
道中、次々に現れる刺客達に不穏を感じ、彼等の身を案じて急いで住処に駆けつけたが誰もいない。
そこでもやはり不意に襲いかかって来た男がいた。
男を倒した世玉は、不安に駆られて山を下りる。その夜、世玉は、共に闘ってきた2人の死を知り、仇を討つことを誓った。 |
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