こんなトコロに方世玉 ~ その壮絶なる最期
"少林子弟 / Disciples Of Death"
featuring
アレクサンダー・フー・シェン as 方世玉
ちょっとだけよチェン・カンタイ as 洪熙官

1974年のこの革命映画の主人公である伝説の英雄、方世玉を演ずるは素晴らしい腰のバネ、そしてスターにしては信じられないほどのタッパの無さを誇るショウブラザーズの香港ドル箱、故アレクサンダー・フー・シェン!! 命がけの厳しい試験を突破して少林寺を出た方世玉、だが寺の中には方世玉を陥れ、亡き者にしようとする裏切り者がいた。

方世玉と言えば扇子なのか扇子と言えば方世玉なのか、清支配下中国の国民的英雄はやっぱりニコニコしながら白扇でバッタバッタと敵を .....と言っても東洋人の顔じゃないんだよね、この人。背が低くて鼻が高く、目がぐりぐりと大きいこの身軽なおぼっちゃまアイドル、フー・シェン(傅聲)のアクションは華やかと言うよりとっても骨太だ。

天下の Shaw Bros.スターでありながら日本での劇場公開は"嵐を呼ぶドラゴン(方世玉興洪熙官 / Heroes Two)"一作きりというフー・シェン。孟飛と言い、デビッド・チャンと言い、一体世の中どうなってんだ!!

そしてこの世玉も杭の上で闘った.....但し、修行はものの数分、相手は孟飛の方世玉と闘った倉田保昭とは違ってモサいおっさんである。"そのまま行ったらやられるぞ"と言ってこの練習場を作ってくれた友は、清朝の手先であるお馴染みの悪役、馮克安に殺されてしまった。それを知った世玉は即刻、彼を八つ裂きに! そのまま勢いで杭の上の敵と対決し、あっさりと片付けてしまう。ま~展開が早いのなんの、何故こんな杭の上で闘わなければならないのか.....そんなもんわしゃ知らん!

一方、少林寺門弟を中心とする革命派の抹殺を目論む政府軍は、その筆頭である方世玉の弱点を探っていた。彼等が突き止めた世玉の不死身のヒミツとは.....?!

生まれた時から特製の薬草風呂で育てられた世玉の体は鉄よりも固く、刃物でさえも傷つけることは出来ないと言う。だがそんな彼にも、鍛えられない所が一つあった。股間だけは普通の人間と同じだったのだ。

"方世玉の必殺キックの瞬間を狙え!".....それが彼を倒す唯一の方法であった。

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"こんなトコロに"写真館孟飛城入口

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