鄞山寺(汀州會館/鄧公廟)

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「百戰保山河」ロケ地 鄞山寺(汀州會館)外観
「百戰保山河」ロケ地 鄞山寺

▼しらみ潰しならぬ、寺つぶしでめっけたお寺。▲

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どうやってここを探し当てたのかと訊かれれば、毎度の事だが執念と答えざるを得ない。
当時の新聞に百戰保山河は台北郊外の山で撮影、とあったので、陽明山エリアとの当たりを付けていた。 古寺で撮影されたとの事なので実在はする筈だが、外観だけロケで中は撮影所という事も多いので、その可能性も頭に入れ、外観を最優先に捜索せねばならない。 この寺の外観の特徴の1つである柵の様なものを手掛かりに捜索するも、似たものは幾つかあっても、全く同じものが無い。

住職ながら寺には全く詳しくない為、この柵が常に付けてあるものなのか、取り外しするものなのか、簡単に作り替えたりすものなのか検討も付かず、柵の無い寺の外観も比較して行かねばならなかった。 シンプルな作りなので、似ていると思えなくないものは幾らでもある。
海外の建築物は、往々にして修復や補修の際に日本の様に全てを継承するという概念が無い為、周りの景色に特徴が無い場合は建て替えられたらお手上げだ。
客家の伝統建築様式らしいという所まで判ったが、その先に行かない。

對聯(対句)の文字が幾つか判読できたが、不鮮明なもので突破口は開けず。
真ん中の黄金のじいさんの台座に「福徳聖人」とあるので、その線でも調べてみたが糸口は掴めない。

エリア内で聞いた事の無い寺の名前を見る度に取り敢えず確認する、といういつもながらの地味な作業を続けている内、いきなり現れたのだ鄞山寺が…!
毎度ながらこの瞬間は腰が抜けそうになる。 心配された外観の変化は、寺自体には無い様だ。
かくして、ロケ地捜索ジャンキー住職の旅は続くのであった…

鄞山寺について

この寺に祀られている黄金のじいさんは大陸から渡ってきた客家の守り神「定光古佛」で、「福徳聖人」は同時に祀られてる別の神様だった。
「定光古佛」を祀る廟は、彰化の縣定古蹟である「定光佛廟」と合わせて2つしか無い。

寺の名前で検索してみれば、歴史的に重要な寺だけに、資料は幾つも見付かるのだ。
どうやら、「金支配下の宋」という時代設定に合わせ選んだ寺の様だ。
田舎で人が来ないからテキトーに撮ったと思ってた、ゴメンちゃい♪

住職、既に目がタラコ、頭の中はカニミソなので、寺に書かれている「對聯」の内、映像に映る部分を抜き出しておくが、目をナマコにすればもっと見えるかも知れない。
全て掲載されたサイトを下のリンクに挙げておくので、勇者と海鮮好きは挑戦されたい。

法著汀南安境域
靈棲淡北渡艨艟

宋代寵恩綸錫福與天地而悠久
岩前昭佛法波光並日月以齊輝

古蹟起汀南妙北妙法彰宋代
神靈昭溪北佛力佛恩震雲岩


映像が汚い上に暗い為、地味に見えるが、写真で見ると豪華なので、映画では荘厳さがあったのかも知れない。
二級古蹟に指定されているので取り壊しの恐れは無いと思われるが、周りにはビルが並び、仇討ちの誓いを立てる後ろの草地はもう無い様だ。
古い写真が残っているので、下のリンクで確認されたし。 寺に向かって右の奥である。
有名な観光地という訳ではないが資料は豊富で、寺の名前で探せば幾らでも出て来るぞよ。

鄞山寺への行き方

参考資料

タレコミ寺
孟飛(メンフェイ)城top