站後蘇厝

  • 站後蘇厝の上のオーナメント
  • 柯受良の飛び降り@蘇厝
  • 柯受良キック@蘇厝)
  • 柯受良のバク宙@蘇厝
  • 柯受良の…以下略
  • 汐止站後蘇厝2階部
  • 站後蘇厝の上のオーナメント2
  • 站後蘇厝1-2階部
  • 龍世家の美しい壁宙
  • 龍世家の足割りバク宙
  • 龍世家の…以下略
  • 蘇厝2階からの落っこち
  • 站後蘇厝の上のオーナメント3

▼もともと画面の小さい映画なので、クリックで単体表示はするが、しなくても既に原寸表示なので意味は無いのじゃ、すまんのぉ~ポクポクポクポク♪▲

汐止站後蘇厝
神拳霸腿追魂手柯受良龍世家が華麗な舞を繰り広げた舞台、蘇厝蘇家古厝)は清代、1884年にフランスとの戦争で功績を挙げた蘇松茂の息子、蘇爾民さんが炭鉱経営で富を得て建てた豪邸で、列車「汐止」駅の北と南の2箇所あり、南のこちらは駅の後ろという意味で站後蘇厝と呼ばれている。
線路が通ったからではなく、儲かったから増やした様だ。
残念ながら既に取り壊されているが、現在の東方鴻社區として建て替えられる迄は、民族音楽の催しなどで汐止の文化界を彩っていたと言う。
確かに、新しいビルの壁や手すりなどはかつての蘇厝を思わせ、その向いの空き地には、取り壊しの残骸が積まれたままである。
そして、その空き地の端の木の陰に、天辺の半月型のオーナメントが置かれているのだ。 
この様に持ち主を失った古厝は台湾各所にあり、文化遺産として保存されているものもあれば、名も知れない廃墟となっているものも多数ある。

2回ほど拡大すれば真ん中に大きく見えるのだが、半月の右側と、左の果物の模様の部分も葉っぱの間から覗いている。
それを取り囲む様な鉄骨と、下方には煉瓦の壁の残骸が見える。
気を利かせて遺してあるのか、ただ放置されているのかは不明らしい。
生首の様な怨念すら感じるのは、単なる思い入れからだろうか?
写真のあるサイトを下に挙げておくが、それを見ていないと判り辛いかも知れない。

綺麗な頃には映画やテレビに頻繁に使われており、取り壊しを知り残念がるファンも多い様だ。
駅前の站前蘇厝はまだ外壁が残っているらしいが、こちらも時間の問題と思われる。
汐止老街と呼ばれる附近にはこの様な古厝が幾つかある様だ。
下に挙げたページの手書きの地図は、遺跡巡りの強い味方となるだろう。

この様な場所は、綺麗なままであろうが廃墟であろうが、絶好のロケ地であったに違いない。
今後、取り壊されたり、崩壊したり植物や土に埋もれたりして、どんどん失われて行く事だろう。
我々は「最後の証人」であると言っても大袈裟ではないのかも知れない。

実際に行く場合は、駅を出てそのまま真ん前まで行ける筈だ。
ツアーなんかは絶対に無いと思うので、頑張って自力で行ってたもれ。
汐止台鐵台北から基隆へ向かう列車の途中の駅なので、基隆エリアを訪れる際には立ち寄りたいものだ。
写真が撮られた時よりも木の侵食が進んでいる気がするが、季節のせいか、年月なのか…
他の遺跡も含め、いつまでもあるとは限らないし、早い方がいいと思うぞな。
(無くなっていても責任は負えないので、悪しからず…)

参考資料

タレコミ寺
孟飛(メンフェイ)城top