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「やはりやって来たな、方世玉。後ろを見るがいい!」 そこには張り付けにされた母親の姿があった。 兵達が次々に火を放ち、駆け寄る世玉にも矢が向けられる。このままでは2人とも殺されてしまう。 そこへ師匠マイが現れ、兵どもを蹴散らした。 |
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「俺は朝廷の役人だ、法を犯した罪を忘れる訳にはいかん」 「それなら、あんたの為に失ったこの片足の事も忘れて貰っては困る」 そう言ってマイは、世玉の無罪放免を賭けた1対1の決闘を提案する。 「公平に闘って世玉に勝てなければ、2人を連れて帰らせて貰う」 |
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だがマーの長い槍にはかなわない。窮地に立った世玉に、マイが杖を投げた。 「これを使え、世玉!」 師匠から授かった即席の武器を手にした世玉は、 見事マーの槍を破り..... |
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