THE SECRET OF THE SHAOLIN POLES
方世玉大破梅花樁 - 第五頁

再び、決闘場に現れた世玉。
龍之介との再対決.....
世玉は数々の仕掛けをものともせずに龍之介を追い込む。
杭の中に仕込んだナイフを取り出す龍之介であったが、最後はワナの中に己の身を葬った。

無事、人質を救い出した世玉は、母親の待つ提督府へと向かった。

「やはりやって来たな、方世玉。後ろを見るがいい!」
そこには張り付けにされた母親の姿があった。

兵達が次々に火を放ち、駆け寄る世玉にも矢が向けられる。このままでは2人とも殺されてしまう。

そこへ師匠マイが現れ、兵どもを蹴散らした。

「そういう事か… 探しても見付からなかった訳だ」

同門のよしみで、世玉を逃がしてやって欲しいと兄弟子に頼むマイ。

「俺は朝廷の役人だ、法を犯した罪を忘れる訳にはいかん」
「それなら、あんたの為に失ったこの片足の事も忘れて貰っては困る」

そう言ってマイは、世玉の無罪放免を賭けた1対1の決闘を提案する。

「公平に闘って世玉に勝てなければ、2人を連れて帰らせて貰う」

槍を手に、ゆっくりと世玉に迫るマー…
「言い忘れたが、彼は俺の弟子だ。一段と強くなったぞ」

扇で応戦する世玉…
「いい師匠を持ったな」
だがマーの長い槍にはかなわない。窮地に立った世玉に、マイが杖を投げた。
「これを使え、世玉!」

師匠から授かった即席の武器を手にした世玉は、
見事マーの槍を破り.....



めでたし!!

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第1頁 扇の間