孟飛映画 ボートクレビュ~ッ

メン・フェイ出演TV番組、字幕が無くても見るぞという方の為のものでもありますので基本的にネタバレです。
ドラマは同名作品が非常に多く、英題まで同じだったりしますので、御確認は念入りにどうぞ!
キャストなどは、力尽きて書いていない事がありますので、御質問など御遠慮無くどうぞ。
撮影地に関しては判明した場所のみ掲載しております。タレコミ大歓迎♪
ロケ地巡礼コーナーも合わせて御覧アレ~
台灣奇案 (民視/台湾ドラマ) 2001位 Taiwan Mystery

2000年代初頭頃から放映された、台湾人の、台湾人による、台湾人の為の単元劇。 多少なりとも海外の目を意識した他の娯楽作品とは主旨も趣も全く異なり、地元に伝わる物語や、台湾から見た史実などを地元の言葉で、可能な限り現地で撮影し、文化を語り継ごうとしている。 彼らからすれば、中国大陸から派遣される役人は怠け者で汚職ばかり、中共だろうが××党だろうが、よそからやって来て自分達のやり方に台湾を従わせようとしているのは現代も同じなのだ(海外から見てもその通りなのだが)。
ほぼ毎回、登場する地元の神様は、万能であってもスーパーマン的な助け方はしてくれない。 ヒントをくれるだけで、気付かないと救われないし、救われた場合でも本人はヒドイ目に遭ったり、死んでしまったりもする。 この世の不幸は前世の報いであり、この世の報いは来世で受ける、行いによっては天の心を動かし運命も変えられる、と説いている。 それ故に、人がガンガン死ぬにも関わらず、救われた気分で終わるのだ。
アクションシーンは左右に船揺れするし、往年のスターとローカルタレント+地元の皆さん、という独特の世界で、年齢設定に無理がある事も多いのだが、慣れて来ると親しみを覚えるのだ。 閩南語が所々、日本語に聞こえるのも面白い。

2014年5月に公式チャンネルが開設されており、元データが良い為か動画サイトながら格段に画質が高い。 以下は孟飛城主ご出演のエピソードであるが、正確な放送順が判る資料が無い。 常連俳優陣で役を回しているので、映画と違って役の幅が広く、イメージと違い過ぎる事も多いので、役所やストーリーなどから総合的に見て楽しんで貰えそうなものにリンクを張っておくが、修行の出来ている人で他を見たいと言う場合は、御自身でチェックして頂きたい。 絵本状態では良さが判らないと思うので、大事な所をはしょらずに書いており、長くなってしまうのだが、映像を見ながらお楽しみアレ♪(読み直す余裕が無く余り上手くまとまっていないかと思うが、意味が判らない所は御指摘下され、ポクポクポクポク…)
画像は右クリックで画像のみを表示にすると大きくなるぞよ~

  • 郭美珠語り部, 孟飛林爽文, 楊仲恩荘大田, 林久登陳泮, 尤美芳尤柑
  • 台中福興宮, 台南大天后宮, 彰化縣台灣民俗村-慶豐門彰化城北門
台灣奇案 孟飛_飾演_林爽文 東堡過溝仔村で起きた殺人事件の犯人とされた荘大田。 従妹で婚約者の楊秀鳳の部屋に忍び込み、両親に見付かって殺したというのだが、捕頭の林爽文は聞き込みにより、大田には病気で宿で寝ていたというアリバイがある事を確認した。 秀鳳も又、共謀の疑いで投獄されていた。 秀鳳に詳細を聞けば、自分が大田に送った手紙を見せたので大田だと思ったのだが、暗かった為、顔は見ていない。 冤罪を疑う爽文は、大田を犯人と決め付る男勝りの(と言うよりオッサンにしか見えない)牢番、尤柑と喧嘩になる。

尤柑に犯人に賄賂を貰っていると言われた爽文は、買収などあり得ないと誓う為、尤柑と共に福興宮に行く。 籤を引き、そこで出逢った天地会の嚴煙に見て貰うと、信念を貫けば爽文の人助けは必ず叶う、と言う。 尤柑が「籤は男女の仲の話なのでは」と指摘すると、君達2人も縁があるに違いないと笑い、ばったり出会った爽文の父親と共に冷やかす。

爽文は、事件の日に大田が泊まって宿の主人、陳泮(林久登)に事情を訊いた。 秀鳳の手紙を部屋に届けに来たが、大田は確かに病気で寝込んでいたと言う。 来訪者が無かったかと訊くと、方徳という医者が来たのを思い出した。
秀鳳は、犯人は大田と同じ地方の訛りがあったが、大田とは違い太くごつごつした手だった事を思い出した。 大田が犯人でない事は明らかであったが、彰化知縣(蔡鈞安)は、大田を逮捕させた御史大人の機嫌を取る為、勝手に捜査をした爽文を咎めて罰し、牢番に降格した。 それを見た大田は冤罪が晴れる希望は無いと悟り、せめて秀鳳を釈放して貰おうと、単独犯行を自供する。

爽文は医者の方徳の家で秀鳳のハンカチを見付け、かつての同僚に告げて逮捕する様に言うが、上に逆らうなと忠告される。 一方、知縣は御史大人に賄賂を渡し、秀鳳を妾に勧めていた。 御史大人は密偵を使い役人達の弱みを集めており、気に入られれば出世は間違いない。 知縣が秀鳳を御史大人の元に連れて行き、両親の葬儀をしてやるから言う事を聞けと迫っている所へ、爽文が証拠のハンカチを持って訪れる。
誤認逮捕の事実を初めて知らされた御史大人は、事態の収拾を困難にした知縣を叱るが、知縣にそそのかされ、嘘を突き通す為に真犯人の方徳をかくまう。 捕頭に戻された爽文が方徳の部屋を調べても、本人はおらず、秀鳳の家から盗んだ物も見付からなかった。 宿の主人は爽文から頼まれて方徳を尾行しており、御史大人に連れて行かれるのを目撃していたが、爽文は命に危険が及ぶからと口止めをする。

お礼にと新しい靴を作っている秀鳳達の元に、囚人として戻って来た爽文。 80叩きの刑を受けたが同僚が手加減した為に死なず、流刑となったのだ。 尤柑は爽文に頼まれ、福興宮で出会った物知りの嚴煙に助けを請う。
嚴煙は、役人同士が互いに監視し合う清朝のシステムを利用し、御史大人と対立関係にある知府大人に告訴状を届ける。 知府大人の元へ向かった嚴煙と尤柑は、方徳が秀鳳の死体を運ぶのを目撃し、爽文と大田を逃がし、天地会のメンバーとなって闘おうと決意する。

告訴状を見た知府大人は、総兵大人を巡視の名目で彰化へ派遣した。 総兵大人が御史大人と知縣を呼び出している間、嚴煙は総兵を連れて御史大人の行館へ行き、かくまわれていた方徳を逮捕した。 方徳が自供し、大田は釈放されたが、総兵大人は爽文の規律違反は認めるべきでないとの御史大人の主張を受け入れ、流刑を支持した。 総兵大人は御史大人に汚職の証拠を握られており、冤罪のもみ消しと引き替えに取引に応じたのだ。 嚴煙は知府大人に直接会って陳情しに行く事となり、大田も仲間を集めながら同行した。
爽文の護送の為に来た元同僚によると、新しい知縣に賄賂を贈る為、役人達は庶民から金品を巻き上げている様だ。 忠告を無視して正義の為にこんな事になってと怒る同僚。 宿の主人は元同僚と共に、爽文と尤柑の婚約の証人となる。

護送中に爽文を強奪しようとの元同僚の提案に、宿の主人は爽文の地元の大里へ戻って人を集めた。 尤柑は爽文を運ぶ兵達を尾行し、彼らが休憩した村で偶然、天地会の青年に会い、嚴煙と大田に再会する。 一方、流刑の知らせを聞いた爽文の父親と姉弟達は、福興宮のドラで村人を集めて助けに行こうとする。 林家と村の長である林石は村を犠牲にしてはならないと止めるが、村人達の決意は変わらず、媽祖にお伺いを立てる。 助けに行く許しが出た為、林石も承諾し、一同で成功を祈る。

一同は天地会と合流し爽文を救出したが、偶然、帰還中で休憩していた総兵大人の軍に囲まれ、絶体絶命となった。 地元のおばちゃん扮する媽祖様に守られて全員、無事に村に帰り着くと、媽祖像からは、兵から止めた弾丸が落ちた。
林石は逃亡犯の爽文がいては村が危ないと、天地会のメンバー共々、すぐに村を離れる様にと言うが、結婚式を挙げてからでも大丈夫だろうと言われ、5日の猶予を与える。 爽文は、故郷の鳳山で嚴煙と共に天地会の支部を作ると言う大田に、一緒に来る様に誘われるが、面目を潰された総兵大人が兵を連れて彰化に戻ったと聞き、大里にも支部を作って村を自衛する決心をする。 そして結婚式の日、化粧慣れしていない尤柑の眉を描いてやると言う爽文…てかめっちゃ御上手なんですけど孟飛さま。 住職もチョー苦手なのでお願いします!!!!!

…などと言っている間に式は終わり、元同僚が職務で尤柑を迎えにに来る。 引き継ぎをせずに牢番を辞めた為だと言われ、宴が始まるには帰るからと出掛けた尤柑であったが、待ち受けていたのは総兵大人であった。 元同僚は知っていて罠に荷担せざるを得なかったのか、知らなかったのか、その後の芝居を見ても下手過ぎて判らないのだが、まぁ、知らなかったのだろう… という事にしてあげたい。 総兵大人は謀叛の罪で尤柑の首を跳ね、北門に吊して爽文を誘き出そうとする。 尤柑は仲間を巻き添えにしてはならないと、元同僚に遺書を託し、処刑の事は知らせない様にと頼んだが、元同僚は黙っていられず、知らせにやって来る。 一同は林石が止めるのも聞かずに助けに行くが、既に処刑の後で、吊された首を取り戻し撤退する。

遺書には、自分の死体を取りに来ないで欲しいと書かれていた。 爽文と天地会に謀叛者の汚名を着せない為に、己の命を犠牲にしたのだと知り、死体を取りに行こうと言う村人達を制する。 そこへ、元同僚ら役人達が死体を持って現れた。 上の顔色を窺っていても、圧政に苦しむ毎日は変わらない、決起しようと告げる。
林石は知縣に大金を渡し、爽文は逃走したと追い返す。 総兵大人に半年以内に事を解決する様に命じられた知縣は、大墩村に火を付けさせた。 大里は大墩から逃げて来た人達で一杯になり、家を無くした人々と元同僚らが加わって数百人に膨れあがった大里の天地会は、役人達から食糧と金を奪い返した。 村々への放火と強奪は止まず、天地会のメンバーは増え続け、兵の襲撃に備えてバリケードを築き武器を製造した。 もはや、爽文が自首するだけでは済まなくなっていた。 林石は、爽文と村人の決意が変わらぬ事を知り、家族を連れ大陸に帰る事にしたが、息子の嫁の両親が娘を台湾に留める為、海防の身分を利用して林石を謀叛の共謀の疑いで投獄した。

爽文の父親は、自分の誕生日に子供達と天地会のメンバーを集めて祝わせた。 そこへ、思惑通りに兵達がやって来る。 父親は全員を山に避難させて1人で時間を稼ぎ、知縣の首を跳ねて死ぬ。
爽文は、復讐に流行る姉弟達を制し、負ける戦はするなという父の言葉を胸に、準備を着々と整え、闘いに備えた。 諸羅縣の支部も合流し、爽文の指導化の天地会は更に大きくなった。 爽文らを抑える為、知府大人が遊撃の耿世文を伴い彰化城を訪れ、大墩(台中市)に営を張ると、これを奇襲して副将と耿世文を殺し、続いて彰化城を攻め落とした。

1年に及ぶ不眠不休の闘いに疲れて散り散りになり、数十人になってしまった天地会は、政府軍に川に追い詰められた。 爽文が天命と思い自害しようした時、濁流が2つに割れるというデジャヴ~な奇蹟が起こり、媽祖が現れ爽文らを兵達の攻撃から守ったのであった。 メデタシ!

いや~~~この役は孟飛城主以外に出来る人いなかったろうな~。 しかしながら、尤柑との情けの描き方が不充分なせいか、或いは尤柑の演技にただのオッサン以外の要素が無いせいか、同志の性別を越えた友情としてしか映らないのだなコレが。 孟飛さまが頑張っても情緒など微塵も無く、これは省略しても良かったんでないかと思ったりする住職である、わははのは♪

枋橋頭斷轎槁56
  • 孟飛楊桂森, 楊仲恩柳文彬, 林小樓倩雲, 蔡鈞安劉謙, 翠娥女将
  • 彰化縣社頭枋橋頭月眉池死体発見現場, 天門宮
台灣奇案 枋橋頭斷轎槁 何故かは知らねど八卦鏡と肩から虎を出すワザを持った楊桂森は、大陸から派遣されたにしては珍しく優秀で潔癖な役人。 旧友の柳文彬夫妻を訪ねようとした所、池で死体が見付かったという柳文彬の葬儀に出くわした。 体は無傷なのに、顔だけがボロボロになっていたと言う。 池には魚の化け物が済んでいるという伝説があり、最近、巷では度々、その姿が目撃されていた。

柳文彬には、大陸の若い娘達を売買していた疑いが掛けられており、部下の劉謙は自殺で片付けようとするが、楊桂森は真面目に調査する様にと叱咤する。 楊桂森が柳家を訪れると、魚の化け物と採光が現れ、池に移動した。 翌日、楊桂森が媽祖廟へ向かうと、籠の持ち手が壊れた。 媽祖の前で乗り物から降りない無礼を咎められたのだった。

楊桂森は大陸の娘達を不法労働させていると思われる店を見付け、女将と従業員を捕らえるが、決定的な証拠が無く釈放する。 柳家に再び魚が現れた夜、家の中では仮面を被った人影が目撃され、池の近くで消えた。 そこには、又もや顔の無い死体があった。
仮面男のアジトには、もう1人の仮面男と手下達がいた。 不審な死体は、薬品で殺された仲間だった様だ。 近々、大陸からブツが届くので、楊桂森に邪魔されない様、新しいアジトの検討中である。

再び池を訪れた楊桂森は魚に襲われるが、柳文彬の妻、倩雲に貰った媽祖廟のお守りのお陰で一命を取り留める。 魚は、媽祖様がここで修行をさせているのだった。 目的を忘れて人間に力を見せ付け困らせている事を叱られ、心を入れ替えた。

倩雲は楊桂森のかつての恋人であったが、裕福な柳文彬でなければ治療出来ない病を持っていた為、師匠は2人の仲を知りながら、楊桂森に身を引く様にとの遺言を残したのだった。 捨てられたと思っていた倩雲は、楊桂森との再会に苦しむ… という設定なのだろうが、陰気にシクシク泣くだけなので、何かウザイ。 あんたそんなに芝居ヘタやったか???

そんな折、柳文彬を慕って大陸から従妹の鳳玉がやって来る。 途中で捕まって売られたが、逃げて来たのだ。 追っ手は柳家に身を寄せた彼女や夫人を襲い、仮面男に強く諫められていた。 もう判っていると思うが、仮面男の正体は死んだ筈の柳文彬である。

人身売買の事実を証言された女将であったが、もう1人の仮面男、即ち劉謙が役人の顔をして目の前に座っている。 真実を話せば家族が殺される為、自害する。 証言をした客達も、顔の無い死体となった。 楊桂森がアジトを探し出した時にはもぬけの殻であったが、見覚えのある筆跡で取引場所を記した紙片と、魚の着ぐるみが残っていた… どひゃひゃ! 取引場所には既に誰もいなかった。 近くには劉謙の家があり、李芳は偵察に入り捕まるが、仮面男が楊桂森に知らせる。 楊桂森は劉謙の汚職に気付いている事を臭わせ、李芳を解放させる。

楊桂森は、附近が裕福なのは媽祖廟の風水のお陰と気付いていた。 皇帝輩出の龍脈があり、その門が柳家にあるのだ。 朝廷は、その風水を壊す為に楊桂森を派遣したのだった。 このままでは、朝廷が大軍を派遣し、柳家もろとも村を破壊するだろう。 しかし、風水を破壊すれば、村人の生活が行き詰まる。 そこで、廟の後ろに2つの窓を開けて両目とし、その先にある土地公の恩恵を受けられる様に、との策を打ち出した… う~ん難しい、日本人には理解し難いのぉ。 穴を開けられるのは、媽祖像が留守になる祭りの期間しか無いが、朝廷が定めた期限には間に合わない為、賄賂を使って祭りを早める事にした。

妻子の前に姿を現した柳文彬は、仮面男にそそのかされて深みにハマったのだと弁解するが、従妹から龍脈の話を聞き、妻と楊桂森が自分を裏切って陥れようとしていると思い込む。 昔から柳文彬に憧れていた従妹は、皇后の野望をつのらせ、話に尾ひれを付けたのだった。
柳文彬は妻に、大陸の娘達を高雄に運ぶのを手伝う様、楊桂森に頼んで欲しいと言う。 警備が厳しく動けず、このままでは彼女らは死んでしまう、と。 妻は楊桂森に犯罪の手伝いをしろとは言い出せず、穀物だと嘘を突いて協力させた。 汚職役人の劉謙はこれを悪用し、楊桂森が風水を破壊する所か、人身売買の手助けをし、謀叛を企んでいると朝廷に手紙を書く。

いつの間にか神秘人を名乗る老人から魚を自在に操る鏡を授かり、皇帝の妄想を膨らませる柳文彬であった。 相棒の汚職役人、劉謙は裏切って楊桂森の計画を成功させ、柳文彬を殺そうとするが、返り討ちに遭う。 柳文彬は従妹に楊桂森を毒殺させようとするが失敗し、魚を使って襲うが、又も媽祖のお守りが邪魔をする。

柳文彬は龍脈の破壊を妨害し、楊桂森に襲い掛かる。 いつも自分より一段上にいる楊桂森に対し、劣等感を抱いていたと言うのだ。 闘いの最中に偶然、妻子が現れ、気を取られた柳文彬は刺されて死ぬ。

媽祖が異変に気付いて戻るも、風水は既に傷付いてしまい、復旧には2~3百年掛かる。 楊桂森は善良な人間なので、3年間、行いを見てから罰を与えるかどうか決めましょうと言って消える媽祖様(しかし彼はこの後も各地の風水を破壊し続けるのだ)。
そして、柳家では再び葬式のデジャブ~
…って、世間的には死にっぱなしなんだし、改めてやる必要無いんでないの???

外埔肖觀音62
  • 白冰冰語り部, 孟飛楊桂森, 呉元俊楊土生, 楊俊傑, 蕭惠惠蘭, 蔡鈞安温家宏
  • 台中外埔中原紫雲禪寺, 苗栗縣苑裡東風家風-鄭家古厝, 台中台灣少林寺
台灣奇案 外埔肖觀音 台湾の龍脈を破る密命を帯びた「肩から虎」役人の楊桂森は、地元の利便の為と称して外埔に蜈蚣堤を築こうとしていると、墓に埋葬されている筈の村人3人が、心臓をえぐられ発見された。 最近、同じ様な事が起こっているとの事であったが、楊桂森は報告を受けておらず、部下の温家宏(蔡鈞安)を厳しく諫めた。
楊桂森の策略で、死体の盗掘に来た楊土生(呉元俊)が捕まった。 何物かが牢へ土生を殺しに来るが失敗して捕まり、連行中に部下の温に殺される。

墓を掘ったのは、婚約者の惠蘭(蕭惠)を助ける為だと言う土生。 事の起こりは、土生と惠蘭の婚約の儀の時の事である。 集まった親戚の中には、楊桂森の部下の温もいた。 惠蘭の父親は、持ち主に富をもたらすという家宝、龍鳳盤を嫁入りに持たせると宣言し、その直後に倒れた。 客家人と河洛人の血が混ざるとが発症するという噂のある蠶豆症であった。 惠蘭の両親は娘の婚約を破棄し、温が婿に名乗りを上げたが、温が賄賂で役人になった事を知っている母親は、娘の婿には相応しくないと断り、同じ河洛人との縁談を進めた。
医者である土生は病気は迷信であると知っていたが、証明する方法が無く、2人は駆け落ちを決意する。 惠蘭を迎えに来た土生は惠蘭の母親が殺されるのを目撃し、殺人犯と疑われてしまう。 惠蘭は服毒自殺を謀り埋葬されたが死んではおらず、後を追って死のうとした土生により生還した。 しかし、ショックの為に精神に異常を来していた。
しかも、助かったのは一時的なもので、片道2日掛かる鐵砧山に生えているという続心草を、3日以内に呑ませなければ本当に死んでしまう。 惠蘭を連れて行って現場で処置する以外に方法が無く、惠蘭の父親は土生に使用人達を見張りに付けて送り出し、ふと龍鳳盤が無くなっている事に気付く。 そこへ温が来て土生の居場所を訊くが、何かおかしいと思った父親はシラを切って追い返す。

道中、使用人達は中毒に倒れ、逃げずに治療してくれた土生を殺人犯ではないと確信し、追って来た温と役人達を足止めして2人を先に行かせた。 薬草を見付けて心臓は良くなったものの、精神の状態は戻らない。 民間医療を思い出して豚の心臓を食べさせたが良くならならず、医学書を調べていると、人間の心臓を食べれば良いという記述があった。
7つ続けて食べなければならず、途中で間が空くと死んでしまう。 そこで、死体を利用する事を思い付いたのだったが、道士に見付かり、見逃す代わりに心臓を取った後の死体を譲れと言われた。 そして、最後の7人目で楊桂森に捕まったのだ。
話を聞いた楊桂森は道士が怪しいと睨んだ。 部下の李芳は惠蘭を迎えに行ったが姿が無く、代わりにキョンシーに襲われていた身寄りの無い娘、青芳を連れ帰った。

青芳は楊桂森が処方した薬に毒を入れて村人を殺し、道士は霊が憑依した芝居をして楊桂森を殺人犯に仕立てた。 両親を殺したのは楊桂森だと養父から聞かされて育った青芳は、楊桂森を陥れ、土生を殺そうとする。 養父とは、土生を利用している道士であった。
地元でも楊桂森に関する良からぬ噂が立ち、温の通報で御史大人がやって来るが、無実を証明する為に5日間の猶予を与える。 温は道士と手を組んで、盗んだ龍鳳盤と死体を使い、天下を我が物にしようとしていた。

放浪して廟に辿り着いた惠蘭は、菩薩に守られていた。 本来なら毒を呑んだ時点で死んでいる筈だったが、土生の思いの強さが天を動かし、一命を取り留めさせたのだが、自殺は罪なので、罰として気が狂ってしまったのだった。 天意なので菩薩には救えないが、善良な心を持っているので、暫く我慢すれば幸せになれるだろうと言う。
キョンシーが牢を襲い、土生は李芳を連れ逃げた。 ここでキョンシー退治のエピソードがあるのだが、後の話に影響は無いし、見れば判るのでお楽しみアレ♪
土生は温の後を付けて盗まれた龍鳳盤を見付け、惠蘭の母親を殺した犯人である証拠の入れ墨を見る。
李芳は嘘を突いた青芳を問い詰め、争う内に2人が姉妹である事が判る。 妹の青芳は楊桂森を悪人だと言うが、楊桂森に育てられた李芳は信じない。
一方、楊桂森は八卦鏡の導きで道士の家を突き止めた。 道士こそ、姉妹の両親を殺した犯人であった。

菩薩は度々、惠蘭に憑依して病人を治し、村で評判となっていた。 誰を信じていいか判らなくなった李芳に、菩薩は「玄冥」「天機」というヒントを与える。 楊桂森が李芳に見せた父親の血書には、娘を頼む、風水の極意書「玄冥天機」を取り戻して欲しい、と書かれていた。 青芳は話を聞いても信じようとしなかったが、道士が隠し持っていた「玄冥天機」を見付けて問い詰め、重症を負わされた。 姉と再会した青芳は謝罪し、楊桂森を陥れる為に嘘を突いた事を書き記して死んだ。

道士は土生を上手く言いくるめ、最後の1つの心臓を明日やるからと呼び出し、儀式の仕上げに利用しようとしていた。 青芳に場所を聞いて駆け付けた楊桂森だが、毒が残っている上に道士は強敵である。 形勢が有利になったと見るや、道士と温は仲間割れを始め、そこへ惠蘭がやって来る。 後は想像の通り…
キテレツな妖術を前に無敵の菩薩様が素敵だ。

メデタシメデタシで1年後、土生と惠蘭の間に生まれた子供には蠶豆症は発現せず、迷信である事が証明された。
楊桂森の元には菩薩が現れ、風水は既に傷付き、復帰に2百年掛かるから、工事は止めるようにと告げ、楊桂森は従った。 そして2百年…
土生の子孫がベンツに乗って通り掛かると… 菩薩が九牛に廟を建てるようにと指示する。 そして中原紫雲禪寺、無極三清總道院が完成した。

架仔頭為什麼57
架仔頭赤腳仙58
  • 郭美珠語り部, 孟飛法主公, 楊仲恩林家長男, 林小樓阿巧, 林久登阿巧の息子, 蔡鈞安阿福, 翠娥女将
  • 雲林縣架仔頭玉安宮, 嘉義竹居茶樓林府の池, 醉月樓, 東軒園鳳凰樓
台灣奇案 孟飛_飾演_林爽文 病気の夫に自殺された貧しい王阿巧は、生まれたばかりの息子を幼い娘、秀玉に託し、子供は死んだと嘘を突き大金持ちの林家で乳母を始めた。 林家の執事、張阿福は、阿巧の秘密を知り、協力してやる代わりにと関係を強要する小悪党。 阿巧はこっそり赤子同士を入れ替え、自分の息子を林家で育てていたが、阿福に気付かれそうになり、誘惑し誤魔化そうとした。 そこへ折悪く訪ねて来た娘が騒いだ為、屋敷の人間達の前でシラを切って冷たく追い返す。
傷付いた娘は、林家の息子がいなくなっている事に気付いて探し回り、小さな廟で倒れる。 そこへ赤子を抱いて現れたのは… 笑顔の爽やかな法主公の化身❤ (勿論、孟飛さまじゃがなっ) 子供を見る純真な眼に、子供好きでない住職も惚れ直しましたな~~~などと言っていると村は水害に遭い、多くの住民が命を落とした。 母、阿巧は必死で娘を探したが、行方は判らず、娘も娘で、自分がいる場所も判らず、行き先も無かった。 そんな娘達を哀れみ、自分の子供の様に育てたのは女郎屋、醉月樓の女将だった。

一方、母の阿巧は、執事の阿福と共謀して林家の夫人を流産させ自殺に追い込んだ後、主人をもハメて後妻となる。 阿巧は主人の留守中、自分の正体に気付いた長男を折檻し、それを目撃した侍女の阿桃を井戸に投げ殺した上、阿桃が誘拐した事にして長男を大陸に売り飛ばす。 阿巧は井戸を封印し、執事をも裏切って襲われた芝居をする。 役所に突き出そうとする主人を止めてこっそり殴り殺し、死体を折り畳んで家畜の死骸と偽り使用人に捨てさせる… が、法主公が生き返らせる。
台灣奇案 孟飛_飾演_林爽文 それから18年… 阿巧の息子(林久登)は林家で甘やかされ、我が儘に育っていた。

女将は娘の秀玉と林家の息子を可愛がり、彼らの両親探しの為に架仔頭に移り、新しく鳳凰樓を開いた。 店で芸を売って人気者となっていた秀玉は、母親の阿巧に再会した。 自首して欲しいと懇願された阿巧は、池の邪神が生贄を要求したのに乗じ、秀玉と林家の息子を差し出そうとする。 しかし、秀玉には我らが孟飛さま… じゃなくて法主公が付いているのだ~♪
2人を助け、邪神を退治した法主公は、阿巧の悪事を暗示する唄を歌い、去る。 現場には、茶商人を名乗り林家に現れた若者がいたが、その正体は商人ではなく、役人であった。 そして、それは売り飛ばされた林家の長男だったのだ。 阿巧らの悪事を知る長男は、本物の弟を連れて再び林家を訪れる。 父親が自ら授けた証拠の品も持っている。 慌てた阿巧は、その場で主を毒殺し長男に罪を着せて難を逃れる。

長男の無実を見抜けない役人の前に法主公が現れ、掴み所の無いヒントを与える。 実の母の悪事に心を痛めた秀玉は役人に直訴するが、証拠はと言えば、幼い頃に母と姦通していた男と同じ顔の、喋れない獣人。 しかし、役人は法主公の話にピッタリである事に気付き、再び廟に出掛けて教えを請う。 法主公の指示通りの布置で裁判を始めると、霊界から証人達が次々に現れ、獣人の口を借りて全てを語った。

多分、番組中で最も孟飛城主の前髪が豊富。 城主の魅力が充分に活かされ、いつもは悪役を演じている女優の温かい芝居も心に沁みる。 マルチタレントの林久登も本領を遺憾なく発揮しており、極悪人の犯罪話ながら程良い軽さと明るさに仕上がっている。

半線媽祖火62
半線日月精英63
  • 孟飛廖明泉, 陳薏邵姿菱長女, 王韻婷次女, 蔡楊玄後妻, 蔡鈞安役人, 林久登空八
  • 彰化南瑤宮, 台中市民俗公園(台湾民俗文物館)廖家, 街,
泉利洋行の社長、廖明泉の妻の浮気相手は、寝室に忍び込み明泉を殺そうとしたが、誤って妻を殺し、宿に帰って来て始末をしている所を空き巣の空八に見られる。 媽祖のお告げに従っていた明泉は難を逃れたものの、脅迫を受けた空八が嘘の供述をした為、妻殺しの犯人として投獄される。 前妻の娘である長女の献身により明泉の無実が証明されるが、家と財産は、後妻の娘が結婚詐欺に遭い騙し取られていた。
…で、続きがある様なのだが、どれか判らん… お判りの方はタレコミぷり~ず♪

台南醃人漬33
  • 孟飛石遐, 司馬玉嬌母親, 凌音侍女, 蔡鈞安石棟, 林久登石禄
  • 台南億載金城処刑場所, 台南大天后宮
石寧は妻の朱球鳳との間に跡取りが生まれない為、林麗娘(司馬玉嬌)を妾として迎えたが、ほどなく正妻が先に長男、石棟を生んだ。 妾は長男を殺そうとして見付かり、監禁されながらも根性で男の子、石遐(孟飛)を生む。 使用人の石禄は妾と結託し、正妻を毒殺した後、事情を知った侍女と長男を襲う。 それから20年、何事も無かったかの様に暮らしていた彼らの元に、生き延びて侍女に育てられていた長男が現れ、父親と弟に真実を語る。 父親と長男は妾を殺そうとするが、石禄と妾に殺されてしまう。 戻って来ない長男を探しに石家にやって来た侍女の前に、亡霊が現れた。 2人は、見付かってもバレない様にと父子の死体をバラバラにして漬け物にし、庭に埋めたのであるが、亡霊があっさりと教えてしまった。 母親が肉親の仇となってしまった事を知った石遐は苦悩の末、母親の代わりに自首し、死刑となる。 母親は処刑場に駆け付け、役人を買収しようとするが、石遐は自分で死を選ぶ。 一方、侍女は石禄を殺し、仇を討ったのであった。

この話はどーでもいいのだが、処刑場所の億載金城はオープニングに時々出て来るキカイダーの伴大介の様な孟飛さまが走っている所だ。 あれは何のエピソードなのだ??? めっけた方、映像お持ちの方、タレコミぷり~ず♪

諸羅山埤麻下恨世生31
  • 嘉義聖恩宮
李素素は、陳文龍(蔡鈞安)に絡まれていた所を周家慶とその執事、林天賜(孟飛)に助けられて以来、何かと気に掛けてくれる家慶に妄想を膨らませていた。 が、それは思い込みで、周家慶はさっさと結婚してしまう。
傷心の素素は、出歩いてはいけないとの菩薩様の警告を無視して1人で川辺を歩いていた所、陳文龍に見付かり、犯されてしまう。 自殺を謀った素素は林天賜に助けられるが、医者には助かる見込みは薄いと言われる。 林天賜の妻、王月英の真剣さに、聖恩宮の菩薩様が同情し、毒蛇、カタツムリの卵、女の爪の裏の3つを揃えれば助けてやると言われ、激痛に耐えて生爪を剥がす。

家に帰った素素は、病気の母親には事件を隠していたが、ある日、医者に妊娠を告げられ、動揺した母親に追い出される。 自ら流産しようとした素素は再び林天賜夫妻に助けられるが、母親は話を聞く事もせず、病状の急変に駆け付けた素素の大きなお腹を見て、林天賜をたぶらかしたのかと騒いで死ぬ。
素素は母親の霊前で早産した息子に、自分の恨みを背負わせ「恨世生」と名付けた。 間もなく、素素の失恋相手の周家慶の妻が息子、思明を生んで死んだ為、素素は赤ん坊のお守りに雇われ、自分の子供の様に可愛がる。 素素は息子を林天賜の家に預け、合間を見て会いに来たが、周家慶との距離が近付くにつれ、次第に足が遠のいた。

街で陳文龍を見掛けた林天賜は子供を引き取れと迫るが、いちいち責任を取っていられないと言い、取り合わない。 やがて素素は周家の後妻となり、息子を礼堂に隠し、復讐するのだと教え込んで育てた。 十数年後、夫の家慶が息子を見付けて浮気と勘違いし、素素を責めた為、母親の教え通り、「悪い奴」を殺す。 慌てた素素は強盗の仕業にする。 その頃、失業した陳文龍が周家の御曹司、思明が自分の息子だと思い、恐喝に現れる。 それを知った素素は、息子を使って復讐を果たす。
素素は息子の秘密を知る林天賜一家を遠ざける為、思明を結婚させ、両思いの林天賜の娘と別れさせようとする。 意図を汲んだ林天賜は、執事を辞めて故郷で暮らすと決め、やりたい放題の素素に忠告をする。 陳文龍惨殺の犯人にも気付いている様子もあり、執事をクビにしたとあっては周囲にも疑われると恐れ、息子に夫妻を殺す様に命令する。 林天賜を殺した後、幼い頃の名で呼び掛けられ、夫人を思い出す息子。 自分で考える事が出来ず、2人の母親の間でどうして良いか判らない息子は、事がバレて暴れる実の母と刺し違える。

現れた菩薩は、この世の運命は前世の行いへの報いだと言う。 今世で善良であった林天賜は仙界に入り、他の者は生まれ変わり、素素は阿鼻地獄から出られないが、義理の息子の思明の願いにより、跡取りが徳を積めば減刑してやろうとの慈悲を示す。

林天賜の妻は最初からどう見ても50以上なのだが、髪型からすると20代の設定なのだろうか… 劇中での言及が無いので、髭や白髪が無ければ若者と判断するしか無い様だ。 時間的に長い話が多いので、若者が老けメイクをするか、その逆かという、正に苦渋の選択である、ポクポクポクポク…

大龍峒唐山醫生25
溪口地理.紅圓.回頭轎28
心想事成30
  • 台北臺北市立兒童育樂中心陳家
新年を迎えようと、大陸から帰って来る一家の主、陳福全を待つ大家族。 だが、商売に失敗した福全(孟飛)は、帰り道で荷物まで盗まれ、途方に暮れていた。 すると、廃屋が屋敷に変わり、家の守り神と称する者が望みを叶えてやろうと言う(守り神をハエと聞き違えるボケがナイス)。 福全は金銀財宝を目の前に、家に帰って家族を安心させたいから、食べ物と寝る場所が欲しい、と答える。 御馳走と酒が現れると福全は、つい「美女の舞があれば最高だなぁ」と呟くと、ヒラメの様な娘が現れ、福全を踊りに誘う。
踊り疲れて床に倒れ込んだ福全だが、「風流は良いが下流はイカン」と、そのまま寝てしまう。 翌朝、守り神は、家に帰って最初に見た人間を3日以内に連れて来る様にとの条件を付けて、家族への手土産をくれる。
その頃、福全の荷物を盗んで賭けに興じていた泥棒は、天罰を受け白髪老人になっていた。

「守り神」が「悪い神」の聞き間違えだったらどうしようと焦り始めた福全は、孝行娘の素蓮と小さな孫に最初に会わぬ様に目を瞑って帰って来た所、転んでしまい、心配した素蓮が一番に駆け付ける。 素蓮、孫、妻以外はみんなで土産を奪い合っている。 家族に一晩の出来事を話すと、それは悪い奴に違いないと言いながらも、誰も代わりに行こうとしない。
約束通りに現れた素蓮は、守り神の醜い姿に驚き、泣き出す。 守り神は、厭なら帰ってよいと言うが、素蓮は病気だと思い、同情したのだった。 守り神は朱明華と言い、かつて酒に溺れ、婚約者にも辛く当たり、神を罵った為に姿が変わり、家は廃屋になってしまったのだと言う。 善良な人が訪れた時のみ、以前の屋敷に戻るのだ。
…後は「美女と野獣」ですな。 「善良な心を持っていれば願いは叶う」との媽祖のお告げ通り、貪欲な人達は心を入れ替え、メデタシ。

牛罵頭一運二命三風水35
  • 郭美珠語り部, 孟飛李炎成, 遊天龍阿宏, 凌音阿春, 蔡鈞安李文龍
  • 台中清水紫雲巖
李家の主、阿宏(遊天龍)が妊娠した呉阿春を娶ると、正妻は怒って入水自殺した。 25年後、長男の文龍(蔡鈞安)は更に性の悪い妻と共に、後妻とその息子の炎成(孟飛)らを苛めていた。 父親は次男に自分の肖像画を託した直後、長男の息子、振業のせいで頭を打ち倒れる。 長男は絵を手に入れるが、地面を指差した謎のポーズを気味悪がって父親の部屋に返す。 阿宏は長男夫婦の陰謀により早死にし、入れ替わりに次男の息子、永明が生まれた。

長男夫婦は、通り掛かった風水師に独りっ子と嘘を突いて父親の怨念を祓って貰おうとするが、途中で弟と甥がいる事がバレ、血は繋がっていないと嘘を突くが、永明の存在は長男一家に災いをもたらすと言われる。 そして風水師によれば、村の宝穴である牛頭穴に父親を埋葬すれば長男一家に繁栄がもたらされるが、村が飢饉に見舞われるらしい。
長男の妻は、字の読めない姑、阿春を騙し、兄弟の喧嘩が収まるまで離れて暮らそうと提案し、雑穀置き場となっている虎頭崎古厝を住居と偽って引き渡し、財産譲渡書に捺印させていた。 それを知った次男達が長男と争っている隙に、長男の妻は永明を鍋の中に放り込んで殺し、阿春は自分を責めて自害した。
阿春は、現世の因縁は終わったのだと諭す観音様に懇願し、情けを得て、紫雲巖に泊まっている富商、浦文良の夢の中で長男夫婦の悪事を訴え、家を追い出され廟の入り口で寝ている次男夫婦の元に導いた。 次男は、母子の死体を持って入っても菩薩様はお咎めにならないだろうと招き入れられ、浦文良に父親の謎の絵を見せる。

父親を牛頭穴に埋めようとした長男夫婦に、風水師は村に害が及ばない様、牛頭穴ではなく、そこから三尺東に埋める様に指示したが、自分達がより豊かになれればそれでいいと、無視して牛頭穴に埋めた為、祈祷をしていた風水師と長男の息子は目を火傷した。 風水師は、長男の家が3代に渡って盲目になると予言し去った。
同時に月食が起こり、紫雲巖では香炉に火が点き災いを教えた。 浦文良と次男は村人達を紫雲巖に集め、長男を呼んだ。 長男が中に入ると観音菩薩が憑依し、宝穴を盗掘した事がバレる。 浦文良は埋骨場所で父親の霊と会話している芝居をし、屋敷の財産は長男のもの、雑穀置き場は弟のものと認め、後悔したら死ぬと誓わせる。 そこへ風水師が駆け付け、2人が村の犠牲を承知で宝穴を掘った事を暴露する。

遺骨は牛の胃袋に当たる山に呑み込まれ、行方不明になってしまっていたが、観音様のヒントで掘り出した。 だが、埋められていた深さが悪く、末代までの禍は避けられないと言う風水師であったが、遺骨には紙が貼られており、遺族が長男家族だけであるかの様に書かれていた。 長男が宝穴の恩恵を独り占めしようとやった事だが、これにより禍は全て長男一家が負う事となった。
更に浦文良は絵の謎を解き、雑穀置き場から黄金の入った瓶を4つ掘り出した。 絵の芯に隠してあった遺言を見付けたのだ。 長男が弟を追い出すと見越して、次男に遺産を与えたのだった。

一方、村を追われた長男一家は盗賊に全財産を奪われ、長男は風水師の予言通りに目を潰された。 嫁は夫と息子の為に身を売り、薬と食べ物を手に入れていたが、自分だけ助かろうとし、騙されて売春宿に売られる。 長男は過ちを悔いて死に、残った息子は父親の葬儀の為に乞食となったが、通り掛かった次男夫妻に引き取られた。 母親は乞食の女房となっていたが、紫雲巖にお参りに来た息子を見掛け、金をせびりに来る。 掘り出した黄金は姑がくすねたものだと難癖を付け、夫を墓から掘り出して一家に恥を掻かせてやると騒ぐ。

長男の嫁である自分には全財産を継ぐ権利があると言い張る兄嫁に、次男は観音様が相応しいと認めれば黄金をやると約束する。 兄嫁は再び、失敗したら死ぬと誓う。
そして翌日…
4つの部屋の内、3つには黄金が置いてある。 果たして… 兄嫁が選んだ部屋は唯一、黄金の無い部屋であった。 姑の亡霊が嫁を殺そうとした時、観音様が現れ、今世の報いは来世で受けるから、今、復讐する必要は無いと説く。 次男にも、この復讐が息子の来世に影響したらどうするのかと諭す。 兄嫁は孝行息子のお陰で慈悲を得て阿鼻地獄行きを免れ、改心して罪を償う様にと命じられる。 そして、一家の失明の運命も解かれたのである。

葫蘆墩生死簿37
彰化鯉魚撞棺39
灶神拜祖師40
  • 嘉義嘉義市政府, 新天地婚紗廣場, 金太子家具, 三郎日本料理店
逆タマで婿養子となり、尻に敷かれて女優(狄玫)と不倫をし2人のオバサンの間を行き来するドケチな雑誌社の社長(孟飛)の話。 孟飛さまはアホ全開で頑張っていらっしゃるものの、台本自体が面白い訳では無いし、コントなら10分で充分と言いたい所。 正月特別号という事だが、一家で楽しむにはネタが下品で、役者陣のコミカルな演技が虚しい… どうも国を問わず、イベントの日は無意味に騒いで内容が手抜きになる事が多い様だ。 いっそ、潔く「お休み」って事にすればいいのに。
いつもは裏方として撮影に協力している所がロケ地として登場している。

宜蘭二結阿母的歌43
  • 宜蘭二結王公廟
孟飛さまは二結王に仕えている誠実ながら賭博狂の青年。 彼らの街に、「お母さんの歌」を歌いながら母親を捜す娘、彩蓮と二胡弾きの父親がやって来た。 孟飛さまは彩蓮に一目惚れするが…
二結王に憑依される孟飛さまの芝居にも凄みがあり、切ない話ながらなかなか見応えがあるのだが、まとめが進まなくてゴメンちゃい。

宜蘭礁溪關魂竿44
宜蘭礁溪白雞告狀45
  • 郭美珠語り部, 孟飛高坤福, 尤美芳林阿撿, 許亞芳游榮華, 蔡鈞安蔡史, 狄玫青青
  • 宜蘭縣礁溪協天廟, 嘉義縣中華民俗村
江山樓で牡丹の名で働く林阿撿(尤美芳)は、歳を取って客も付かず「猛等」と呼ばれていた。 病気で厨房を追い出されそうになった阿發を助ける為、女将に借金をして売春宿に行こうとしていたのを見た高坤福(孟飛)は、彼女の借金を立て替え、更に商売でも始めるようにと百両与えるが、タダでは貰えないと協天廟の関帝に寄付し、高家で働いて恩を返そうとする。 だが、病の母親を置いて商談に出掛けていた父親を恨んでいた高の娘は、よその女が家に入って来たのが気に入らず、これ迄の不満をぶちまける。 阿撿を母親と同じ牡丹という名で呼ぶのは、特別な関係があるのだろうと言う。 娘を可愛がって来たつもりの高はショックを受け、酒に酔って阿撿を妻と間違え、阿撿も何をしてでも恩に報いると誓った為、一夜を共にする。 長年の水商売にも関わらず、阿撿は生娘だった。 高は結婚して責任を取ると言うが、阿撿は妊娠が判っても尚、父娘の間に溝を作ってはならないと拒否し、秘かに堕胎を試みた。 一命を取り留めた阿撿が二度と早まった事をしない様にと、高は阿撿を妻とした。

高の娘の同性愛の交際相手である女優、青青は、夫妻が娘を嫁に出そうとしているのを知り、娘に阿撿が悪者だと焚き付け、子供もろとも殺そうとするが、協天廟に参っていた高の体が勝手に動き、阿撿の元に導かれる。
嫁入りを厭がる娘の為に婿養子を迎える事にした夫妻が相手を探していると、偶然、病気の父親を亡くしたばかりの青年、游榮華に出会う。 榮華は、阿撿が江山樓で助けた阿發の息子であった。 薬に金を遣い果たし、葬式も出せない榮華であったが、独り息子である榮華は婿養子にはなれないと言う。 高は独立する事を前提に、財力が付く迄は高家に住んではどうかと提案する。 榮華は、高と阿撿の恩に報いる為、娘の出した屈辱的な条件を呑んで結婚を承諾する。

別れるなら死ぬと言う青青に娘は、死ぬのは結婚相手の榮華だと言い、婚礼の日に毒殺を謀ったが、高が毒を呑んで死んでしまい、茶を出した阿撿と、それを注いだ榮華が投獄された。 青青と娘は役人の蔡史や関係者達を買収し、獄中の2人にはそれぞれ、罪を認めれば相手は無罪放免になるからと自供を勧めるが、役人の前で掌を返し2人共処刑するべきだと主張する。
駆け付けた江山樓の女将と娘達は、店での失態やツケをネタに蔡史に対抗するが、青青から賄賂を貰っている蔡史は、1人を釈放するのが精一杯だと言う。 阿撿は1人で罪を被った。
青青と娘は、阿撿が生んだ息子、壱貳を袋に詰めて川に流したが、別の話で見た様な虎が現れる。 虎が袋をくわえ、釈放された榮華のいる協天廟に下ろすと、関帝の化身が現れ壱貳を救った。 阿撿は面会に来た榮華に、壱貳を連れて逃げる様に言う。 阿撿は最後の願いに、雄鶏を用意して欲しいと頼む。 竿に縛り付けて高く挙げ、刑の執行の瞬間に自分に代わって冤罪を叫ばせるのだ。 鶏は、青青が雌に取り替えていたにも関わらず大声で鳴いた。 それを見た見物人達は、本当に冤罪だと騒ぐ。
江山樓の一同は、榮華に大陸で役人になって冤罪を晴らす様にと、集めた金を渡す。 青青と娘は壱貳と榮華を殺させようとするが、又もや虎に邪魔をされ、自分達で後を追って2人を見付けて焼き殺そうとする。 そこへ阿撿の霊が現れる。 復讐しようとする阿撿を関帝が止め、昼間でも姿を現す事が出来る彩帯と、2人を守り、冤罪を晴らす為の3ヶ月の猶予を与える。

あ、ごめんちゃい、途中までしか書いてなかった。 続きはお待ちアレ!

竹崎大坑命運運命46
永安竹仔港溝賣命錢48
永安竹仔港溝天文陣49
  • 孟飛王明堂, 郭武郎林久登, 林小樓彩雲, 闞水源
  • 高雄永安天門宮
屏東阿猴媽傳奇60
屏東媽祖救麒麟61

大甲阿春64
大甲報馬仔65
大甲貞節牌坊66
  • 郭美珠語り部, 孟飛余日華, 白冰冰罔市, 林春, 林光輝, 呉元俊余昆海, 蔡鈞安余憨象, 蕭惠彩雲, 楊仲恩林占梅, 林久登貓仔棟, 胡鈞凌定國, 王韻婷阿霞
  • 台中市清水壽天宮, 鎮瀾宮, 苗栗縣苑裡東風家風
これも最後まで観るとじわっと来るのだが、冒頭の孟飛さまの余りにも意外なお姿にぶっ飛ぶに違いない。 殆どドラえもんだもんね… いきなりスッ転ぶ、というのも御本人の案だと思う住職である。 元々(中盤)はカッコイイ若者なんだけど、色々あって決心し、ああなってしまうのだ(修行の出来ていない人は見てはならない)。
う~ん… やっぱり格別に上手い俳優さんなのだな。 俳優である前にヒーローであって欲しい、というのはファンの我が儘なのじゃが…
…などと盛り上げておいて何じゃが、詳細はまたまた、いつになるやら判らんがお待ちアレ~

海豐堡三絕命70
海豐堡藏寶圖71
  • 郭美珠語り部, 孟飛陸岳隆, 凌音愛人, 許亞芳劉燕,趙海城, 胡鈞將施琅, 蔡鈞安役人, 蕭惠美美, 林久登空八, 王韻婷素素
  • 台中市麥寮拱範宮, 麥寮鄉, 麥諒村, 麥豐村, 嘉義縣呉鳳成仁地
孟飛さま演ずる陸岳隆は正義の仮面をかぶった悪~い奴。 しかも、女の趣味も悪いと来た… 8つの派の長の背中に分けて刻んだ宝の地図を手に入れる為、次々に彼らを殺して皮を剥ぐのだ。 愛人と共謀して悪事を重ね、気付いた妻や娘、瑞香の婚約者、趙海城も殺してしまった。
趙海城は観音様により生還させられるが、手頃な死体が無かった為、遊女屋で客を取るのが厭で自殺した劉燕(許亞芳)の体を借りる事となった。 見知らぬ女に婚約者の趙海城だと名乗られても、瑞香は当然、信じられない。 むしろ、たまたま知り合った役人によく似ていた(全然似ていないが)為、そちらが生まれ変わりだと思い込む。

趙海城を演ずるは男役の歌劇俳優、許亞芳。 最初の生娘役から一転、気の弱い娘だとナメて近付いてくる男共をなぎ倒すのが痛快だ。
詳細は後日… と言いたいが、何かこれで充分な気がして来たな。 ハッピーエンドではあるが、自殺した劉燕の病気のお父さんが気掛かりだ…

海豐堡三絕命72
  • 郭美珠語り部, 孟飛楊天保, 翠娥母親, 陳薏邵姿菱陳玉蓉, 凌音玉蓉の乳母, 蔡鈞安李金土, 林久登王進財秀蓮の兄, 許亞芳小寳
  • 台中市麥寮拱範宮
巡検の楊天保は、母親の勧めで出世の為に陳玉蓉を娶った。 玉蓉は生娘ではない事を隠す為、侍女の秀蓮を眠らせ身代わりにし、彼女の兄の進財を人質に脅し口止めをした。 傲慢な玉蓉を好きになれない天保は、侍女の秀蓮に惹かれ、跡継ぎの為に秀蓮を楊家に迎えようと玉蓉に提案する。 母親は激怒した玉蓉の機嫌を取る為に秀蓮を毒殺するが、媽祖は海豐の未来を担う子を宿した秀蓮を生き返らせる。

玉蓉には婚前から関係を続けている金土がいたが、母親に気付かれていると知り、道士に頼んで呪いを掛けていた。 衰弱した母親は蘇った秀蓮を見て幽霊と思い、ショックで絶命した。 疑われた秀蓮は、潔白を証明する為にその場で自殺した。
秀蓮を埋葬しようとしていた兄も、玉蓉らの陰謀により母親殺しの共犯として投獄された。 媽祖により3回死ななければ本当に死ねなくなった秀蓮は、棺の中で男の子を出産する。 媽祖は赤ん坊を子供のいない許家に授け、秀蓮は何も知らず、その乳母となる。 兄が面倒を見ていた子供、小寳は、秀蓮と共に身を寄せていた廟の主に連れられ大陸に渡る。 玉蓉も間も無く娘を出産し、楊天保は家の反映の為、恩赦として囚人達を釈放した。

20年後、天保は妻の家の力で縣丞となり、我が儘な娘を持て余していた。
秀蓮の息子は嘉元と名付けられ、立派に育っていた。 秀蓮が媽祖のお告げを触れ回るのを見た金土は、天保に秀蓮を火炙りにさせようとするが、大雨で秀蓮は助かり、金土は死んだ。 お告げ通りに竹を植えていた許家は水害を免れた。 家も親も無くした玉蓉の我が儘に、天保は遂に激怒し追い出す。 街で蘇った秀蓮を見た乳母は驚いて転び死んだ。
秀蓮は兄と再会し互いの幸せを喜んだが、逆恨みから玉蓉に殺される。 玉蓉は直後、暴徒に犯され死んだ。

嘉元は媽祖のお告げに従って荒れ地を麦畑にし、地域の発展に貢献した。 天保は娘に手を焼き、嘉元に嫁がせようとした。 縁談の話を聞いた秀蓮は、天保に近付きたくない為、行方不明の息子を捜す事を理由に許家を出るが、嘉元こそが息子であったと知る。 両親に会いたがる嘉元であったが、天保の私生児だと明かす事は出来ない。
悩む秀蓮に、兄は20年前に拾った手紙を見せる。 玉蓉が金土に、姑を殺そうと持ちかけた証拠であった。

天保の娘は親の判らない嘉元を見下し、婚礼が済むや大喧嘩となる。 見かねた秀蓮に、自分も浮気相手の子だと知らされ、争って頭を打って死ぬが、部屋を出て行った秀蓮は知らない。 嘉元が疑いを掛けられ、妻殺しの罪で打ち首を宣告される。 駆け付けた秀蓮が、嘉元が天保の息子であると告げるが、天保は取り合わず、2人一緒に死刑にしようとするが失敗する。 獄中で、嘉元に本当の事を告げる秀蓮。

妹達を助ける手だてが無く困り果てた兄の元へ、巡台御史となった小寳が現れた。 2人は証拠の手紙を持って天保の元を訪れ、20年前の新婦取り替えの事実を明かし、血液で血縁関係を証明した。 天保はショックの余り正気を失い、嘉元の父として許家で面倒を見られる事となった。

いや~~~しかし、どうしようもないダメ男なのよね、いやはや。 麥寮という地名の由来と拱範宮の起源を除き、見所と言えば、陳薏がめっちゃ綺麗なのに、吉本の島田珠代ばりにスッ飛ばされる所位だろうか… 孟飛さまに。 それ、私がやりたいって前から書いてたじゃね???

伸港塗葛崛三擊掌107-108
伸港塗葛崛三媽移溪109-110

(台湾)民視電視公司

社會記者的故事 (台湾ドキュメンタリ) 2003
  • 製作人詹仁雄
  • 孟飛馬曉濱, 凌葳葳馬曉琴馬曉濱の妹

世を騒がせた事件をドラマで再現し、都度、往年のスターなど有名人を起用し高視聴率を博していたドキュメンタリシリーズ。 放映開始時はスタジオトークも交えていたが、トーク部分は削られる様になり、類似番組が続々作られた。 凶悪犯罪の手口の詳細や暴力シーンの描写などが問題となり、善良な模範番組との評が高かった「台灣奇案」とは正反対に望ましくない番組とされた様だ。
中天と中視が放映していたらしいが、内容は全く同じではなかった様な事が書いてある。 住職はよー判らんが、御存知の賢者はタレコミぷり~ず♪。
孟飛城主は、反共の義士、馬曉濱が台湾で富商の子を営利誘拐し、死刑となった事件を取り上げた初回の「馬曉濱綁架張國明案」に主演。
かつて演じていた大袈裟な英雄よりも、人間の細やかな感情を演じる事に興味が移ったとインタビューにお答えになっている(孟飛さまの演技は元々、細やかなのじゃがの)。

(台湾)中天娛樂台, 中華電視公司 2003年9月8日~

新玫瑰瞳鈴眼 (民視 FTV /台湾ドラマ) 2003
  • 製片人劉夢萍 監製蘇維國 法律顧問謝震武 統籌製作人朱益興 統籌林婉如 執行製作朱定遠 策劃張宇忠 企編黃碧欣,陳怡,簡士耕 編劇林婉如 導演翟康寧 副導雅琪 化粧彭玉惠 剪接胡一刀
  • 孟飛黃榮村, 賴暄妮素珍, 吳祥琳介筠10歳の娘, 李文成介銘8歳の息子, 林玉紫吳麗玉狂ったお姉さん

お話 新玫瑰瞳鈴眼~第29集「黃金葛春夢」 第29話「黃金葛春夢」に主演。
民国82年(1993年)台北で起こった実話。正味90分程なので、2時間番組と思われる。
黃榮村は、体の悪い妻を抱えた、うだつの上がらない一般人。 妻の透析や薬代、子供2人の学費など、とても賄い切れず、妻が内職をしてさえ、食べるものも捨てる前のものを貰っている様な生活。
そこへ現れたのは、お金持ちの美人。 ステーキ屋を営む彼女には辛い過去があり、黃榮村の2人の子供を失った自分の子供と重ね、彼らを奪う為に周到な計画を立てる。 黃榮村を誘惑し、家に入り込んで夫婦を離婚に追いやろうとするが失敗し、最後には子供達を道連れに死のうとする。 幸い、息子だけは助かる。

見所 ナイ。 良い子は見てはいけない。 「剪接」即ちエディターの名前が笑える位だろうか。 表情も所々、デビュー時のまんまだったりするけれど、前髪吹き上げてるし、髪短いし、何よりキャラが頂けない。 この設定では、幾ら孟飛城主でも格好良く演じようが無い。 フツーのおっさんとかアカンやろ。 おかしな人、だらしない人、平凡な人達がだらだらと繰り広げる凡庸で辛気くさいドラマ。 娯楽性もメッセージも無い(あるつもりかも知れないが)。 実話を元に、高校生が学祭で作ったみたいなクオリティ。 …何で孟飛さまなんだ?!(要するにミスキャストです。)
画像は、辛うじてデコが隠れているコマから、番組ロゴと字幕を前後のコマとの合成処理で消したものである… この頃は城の戒律が厳しかったのだ!(デコヒゲ禁止)

(台湾)民間全民電視公司 2003年9月21日(日) 第29話

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