孟飛映画 ボートクレビュ~ッ

メン・フェイ様出演映画の御紹介~殆どが入手困難という時期に書いたので基本的にネタバレです。
(見たつもり映画館 にあるものは、一つ目の画像をクリックすると行けます。)
別名なども確認済みで、出所が御本人のものもありますので、正確さでは世界一でしょ~ふふふ。
撮影地に関しては判明した場所のみ掲載しております。タレコミ大歓迎♪
ロケ地巡礼コーナーも合わせて御覧アレ~
天下無敵
武林第一劍(※本文参照)
1979 (The) Super Kung Fu Fighter
  • 武術指導唐家拳 導演孫陽,金鍾声 監製李行 製片劉登善 出品人陳汝霖
  • 孟飛"天下無敵"熊剛, 黄家達湯虎, 原森, 貝蒂高の娘, 陳星, 張莽(張一植)高の家臣, 姜貞兒, 永秀秀, 陸一龍, 崔福生, 李逵, 封君平, 李小明, 黃健, 李俊儀, 蔡三連
  • 韓国洪裕陵(韓国全然知らんねんタレコミぷり~ず♪)

メン・フェイ孟飛in天下無敵 お話 「天下無敵」とは、異民族満州に滅ぼされた明の「誰か」の息子である孟飛ちゃん!(英語版で名前しか言っていないので、その人が何者なのかよく判んないのだ、タレコミ宜しく…) 2度と闘わないと誓った彼の行く手には、絶え間なく刺客が現れる。 多分… で申し訳ないが、清朝は「天下無敵」を殺し、明を根絶やしにしたいのだ… ろう。 もう流血は厭だと、置き手紙を残し恋人、秀秀の元を去った彼は、身分を隠し、ひっそりと暮らそうとする… とっても派手な格好で。

さてさて、飯屋で働く孟飛ちゃんにアプローチするは、漢民族の何かエライおじさん、高(原森)の娘(貝蒂)。 清の遣いは彼女に、高官の地位を与える代わり、「天下無敵」を殺せと伝える。 「天下無敵」は文字通り、誰にも殺せないが、高家には、切れないものは無いという「翠華剣」があるのだ。 だが彼女は従わず、逆に異民族を倒す為に「天下無敵」と組もうとする。 自分を「天下無敵」と認めないながらも、彼女の命を救ってしまった孟飛ちゃんは、高家に招かれる。 そこには、金何とかという家臣(張莽)がいた… スマン、手紙の字が読めないので名前が判らないのだ! 金は孤児兄妹と結託し、孟飛ちゃんをハメようとしていた。 「翠華剣」を手に入れて孟飛ちゃんを殺すことに成功すれば、清の役人に取り立てて貰えるからだ。 その暁には妹を嫁にすると言う金に、兄の湯虎(黄家達)は、目の前で契約書にサインをさせる。

メン・フェイ孟飛in天下無敵



お色気大作戦で孟飛ちゃんを味方に付けようとする高の娘、そこへ彼を探し続けていた秀秀が現れる。 人違いだと言い張る孟飛ちゃん。
ヒドイわ、あなたなんか大嫌いっ、タタタタタ~♪
出たっ! 夜な夜な抜け出し、秀秀に会いに行く孟飛ちゃん。 フィルムが傷みまくってビームが一杯飛んでますが… 気にせず続けてっ。
私は毎晩泣き暮らしているのに、あなたは私の事なんか思い出しもしないで、他の女の人と…
「違う、俺には君だけだ、本当だ!」
にゃっは~~~~~! またですか、も~エエわっ♥

本物の「天下無敵」が色男している間に、偽物が屋敷を襲っていた。 勿論、それは金と結託した兄、黄家達。 殺人犯に仕立てあげられた孟飛ちゃんをこっそり逃がしたのは、黄家達の妹であった。 彼女は、高を殺して剣を盗んで欲しいと言うが、勿論、断る孟飛ちゃんである。

再び「天下無敵」に化けた黄家達は、高を殺して剣を隠し、妹の元へ戻った。 孟飛ちゃんを殺らねば金に殺されるのだと言う彼に、ならば自分と組めばいいと言う孟飛ちゃん。 出世した金との結婚を夢見る妹… だが金は、高の霊前で娘への愛を告白していた。

メン・フェイ孟飛in天下無敵



金は兄の裏切りを知り、妹に居場所を訊くが、何故、高の娘を殺さないのだとなじられる。
「あなたが殺らないなら、兄が殺るわ、あはははは!」
…何でや? 何でか判らんが、も~ずるずる引きずられて行こう。 ここまで来て置き去りは厭じゃ。 妹の言葉通り、高の娘を襲った兄であるが、金が現れ、兄が真実を語る前に殺してしまう。

妹が剣の隠し場所を教え、契約書で金の裏切りが証明出来ると言っても、尚も自分は「天下無敵」ではないと言い張る孟飛ちゃん。 秀秀も、異民族と結託している金を倒すべきだと意見する。 仕方なく腰を上げる「天下無敵」であったが… やはり「勝ちたくない」彼は、金に会い、剣の隠し場所を教える代わり、女達には手を出さないと誓わせる。 自分が殺したいのは「天下無敵」だけだ、と天に誓う金。 だが、剣を手に入れるやいなや… 当然、誓いなんて何のその、妹を殺し、秀秀を捕えた上、既に金を疑い始めていた高の娘をも「気がフレた」と監禁する。 契約書により裏切りが暴かれるも、翠華剣を持った金に逆らえる者はいない。 そして、「ダメだこりゃあ」とばかりに、一同、怒濤の最終決戦に突入するのであった… さて、最後に交わされる高の娘と金のやり取り… 意味は判る。 が、やっぱり意図が判らない。 何だ、何だ、何なんだ? きっと、大きな意味は無い。 雰囲気を出したかっただけなんだろう。 でも、気持ち悪い。 原語で何と言っていたか、ご存知の方はタレコミぷり~ず♪♪♪♪♪

メン・フェイ孟飛in天下無敵
&美脚
見所 天下無敵の戦士ながら、孟飛スマイルは勿論のこと、おちゃめな百面相が楽しめる1本。 いや、楽しめるかどうかは、お目当ての出演者がいるかどうかに掛かっている。 だって、ストーリーがイマイチ判んないから。 しょっぱなからカットしまくりなのか、元々テキトーなのか、最後に至ってはチョキチョキなので、何がどうなったのやら。 判ったところで多分、どうって事はないので気にしなくていいのだが♪ 1回外れてくっ付く黄家達の腕も、いきなり繊維を溶かす液が出ている事から、カットされた説明的な下りがあると推測される… いや、無いかもなー、てへへ♪ ラストファイトがタケシ城なのだが、ギャグなのかマジなのか、アホ映画に付き合いのいい孟飛ちゃんの表情から読み取ることは困難だ。 衣装はやたら派手だが、タテはひたすら地味だ。 延々と接近戦でいきなり吹っ飛んだり、3回連続で受け身(でんぐり返りの斜めのやつ)したり、ジャンプで掛かって行ったのにやっぱり接近戦だったり、剣を防いだかと思ったらイチイチ関節決めてみたり… 「翠華剣」も短いし。 孟飛ちゃんの動きは… う~ん、いつものように軌道の美しさや大きさに目が行かない(「孟飛ゴロシ」と呼んであげよう唐家拳さん)。 でも顔はキュートよ、ほほほ♪ 正に「旋風方世玉(傳奇方世玉)」を思わせる表情が随所に散りばめられた本作は、孟飛映画ナンバーワンとして真っ先にあの作品を挙げる住職にはモエモエの宝石箱だ(敢えて必要以上にモエてみる… 元々、訳が判らないとの評判を聞いているもので)。 尚、これは特殊な楽しみ方である可能性が非常に高く、つまんなくても誰も責任取りません…!
ところで… 「何でも斬れる翠華剣」で斬っていたのは、そこら辺の包丁でも切れるもんばっかりじゃないの… とか今更言っちゃダメ?

特別介紹 「武林第一劍」との名で出ていた国語版VHSの内容と共に撮影の背景などが詳細に綴られた知野二郎氏の頁を発見! ロケ地情報もこちらからコピペしたが、住職は韓国のカの字も判らんのでなぁ~どのシーンがどこかなどお判りの方はタレコミよろちく、ポクポクポクポク…
孟飛城ではあっさりスルーしてしまっている敵の技の名前なども知る事が出来る。
"旋風方世玉武星"韓国へ!孟飛&黄家達主演『天下無敵』

「武林第一劍」という別な古い映画も存在する様だ。 韓国語が一緒に書いてあるポスターのタイトルは「天下無敵」となっている。

五富影業公司 1979年 韓国公開 1979年1月1日

鐵拳
拳中劍
鐵拳黑風劍
1979 The Shaolin Kingboxer
Shaolin King Boxer
Iron Fists
Iron Fist
  • 武術指導劉家榮 導演麥嘉 編劇虞戡平 製片高飛 出品人鄧仕樑 攝影廖萬文
  • 孟飛丁一郎, 陳観泰隊長, 楊若蘭, 李明君娘?, 劉家榮何とか一刀, 梁家仁, 麥嘉情報屋, 唐偉成包剝皮, 黃哈一味, 陳慧樓獨眼蛇, 劉明浮気女房, 高飛高家主人, 葉飛揚高家の息子, 沈頤和伙記, 古軍鍵師, 王盈, 王太郎, 午馬, 王永生, 關洪, 張義貴, 金龍, 王耀, 孫榮志, 程天賜, 曾明昌, 謝興, 王圻生, 楊若蘭, 鍾堯, 龍方
  • 台湾石門寮陳観泰が最初の復讐を果たす山, 台北中影文化城

孟飛メン・フェイin鉄拳
色っぺーんだってば
お話 凶悪脱獄犯と盗賊一味に妻子を殺され、片手を潰された警察隊長の追跡&復讐劇。義手のパンチは、テーブルをも穿つ「鉄拳」! おまけにラストではそこから刃物が飛び出したりしてとても危険人物。 (「見たつもり映画館」にあるもんで、さらっと流しときます…)

見所 主演は警察隊長のチェン・カンタイ、オープニングでは逆恨みから家を襲う脱獄囚、劉家榮の双刀に槍で応戦するも、いきなり親指切り落とされて一家惨殺… どーすんの、こんなに暗くて。 そこへ明るいキャラの助っ人、孟飛ちゃん投入~♪ 監督は「悪漢探偵」シリーズのハ○刑事でお馴染みカール・マック、孟飛ちゃんに情報を持って来るうさん臭いカーリーヘアー男で登場している(髪の毛があるというだけでうさん臭さを感じるのは偏見だろうか)。 キュートなオサゲの孟飛ちゃんは方世玉のようで方世玉でない、それどころか、金目当てに隊長と凶悪犯にニコニコ近付くヒトデナシなのだ! ヒーロー役じゃないので、いつもの「わざわざスター用見得のカット」は無いけれど、いつもながら扇子もヒラヒラと、軽~い二枚目っぷりも華やかで色っぺーな、く~っ。 でもやっぱり劉家榮て剣タチ上手いが背が低い。(ほっとけ!)

孟飛メン・フェイin鉄拳











補足 最初のシーンで仲間の女が「独眼蛇」を「独眼龍」と言う。 この名で呼ぶのは彼女だけで、彼女だけ覚え間違えているのか、蛇の事を龍と言うからどーでもいいのかは不明。 龍から蛇だと格下げだから、男連中はわざとそう呼んでいるのかも知れない。 この女優さんが誰か、住職は判らない。 隊長の名は漢字が判らない。 劉家榮の名字は「徐」だと思う。 「一刀」は勿論、渾名… 二刀流じゃがな。

作品情報 VHSでは英語版、広東語版の存在を確認しているが、DVDは幾種類かのカバーの英語版が流通している。 標準語版(タイトルは英語)の動画があるので、大陸でVCDも出たのかも知れない。
「鐵拳黑風劍」が1977年で別作品となっているデータベースも存在するが、キャストとスタッフが同じで英題も「Iron Fists」なので、同作品と思われる。 ちゅーか、舞台が「黑風鎮」という村なので、別物とは考えにくい。 その類のデータベースでは出品&發行が「銀海有限公司」となっており、別の時期に出たとかそんなパターンかも。 1つのデータが飛び火する昨今のwebなので、数が多いからと言って信用出来るという訳ではないが。 ポスターや映画など、信頼度の高い情報をお持ちの方はおタレコミを♪
これまた羅烈の「King Boxer」と別名まで似ているので、他のキャストやスタッフなども見て判断するのが安全だろう。

更なる補足情報 出演&製片の「高飛」は目のぐりぐりした高飛ではない。
単体で出ているDVD(Ground Zero/UPC-694795302328)に関して、まずこれは本編英語で字幕無し、インタビューが英語字幕付きの広東語。これは結構、コケられる! 修行の出来ていない人は、見てはいけない。 だって、御本人の声で広東語だもん。 2000年代半ば位なのだろうか、インタビューとしてはかなりテキトーだから、このDVDの為に録った訳ではなく、どこかからパチって来て切り貼りしたのだろう。 関連映画のダイジェストの入った特典映像なるものも入っているが、これも「何で???」なマイナーなものが入っていて… バナナの皮より滑られる!(変な表現だが) そして… 見なかった事にしようwww

おまけにトドメの補足情報 このインタビューで触れられている「ワイヤーアクションで木に激突事件」の真相が語られた台湾のバラエティ番組を発見してしまった! いずれ「タレコミ寺」にでも貼り出す予定… 興味のある人は急かしてちょ(放置癖があるのっ)。

見たつもり映画館 にあり)

出品/興發影業公司 香港公開 1979年3月29日 (88分)

七巧鳳凰碧玉刀 1976 Bruce Tuan's 7 Promise(s)
Seven Promise(s)
Born of Fire
  • 武術指導小黄龍 導演歐陽弘 原著&策劃導演&作詞古龍 副導演吳國忠 台詞王影平 監製周銘秀 製片田季維 出品人吳武夫 策劃李清源,英達雄 攝影游金輝 髮型尤宜珍 主題歌作曲左宏元 歌唱蕭孋珠
  • 孟飛段玉, 夏玲玲巧巧鳳朱珠, 岳華喬老三抬頭老大, 陳星僧王鐵水, 劉德凱盧小雲, 李湘道姑雲娘, 原森盧九爺, 金波花夜來, 古錚盧九爺, 田平春顧道人, 張鵬, 易原, 張鴻基
  • 台湾龍鳳谷3人の剣客との対決, 圓通禪寺明通寺, 東埔溫泉賭博場(屋内), 陳星の家(露天),野外食堂&ラスト対決(露天横), 台北中影文化城

お話 指一本触れる事なく敵を倒すことのできるフシギの短剣を持つ男がいた。彼は息子に親友の娘をめとらせる為、結納として、一対となっている宝剣の一つを届けさせることにした。初めて遠出する息子に、もめ事に巻き込まれるな、賭博をするな、僧侶に無礼を働くな、女に引っかかるな、など七つの注意をし、剣を命懸けで守るようにと言いつける。だが人のいい息子は父の言いつけに道中一つひとつ背いていくハメになり、おまけに命懸けで守らねばならない剣まで盗まれてしまった。偶然、知り合ったおてんば娘に助けられながら何とか取り戻したものの、最後には彼と結構イイ感じになった娘、宝剣を大事な結納と知りながら川にバシャーン! だが相手の家に辿り着いてみると、いいなずけというのは何と彼女だったのだ、アハハ。

見所 ラストの山中での対決では、悪のボスに利用され、恋人同士として生きられなかった男女の悲しい死が…… 彼らを包む絵に描いたような空の下には、ごつごつとした張りボテの岩々、木の枝に貼り付いた蝶の群れに天井から垂れ下がった布… いやぁ~人生は舞台だねっ♪ お目々くりくりで可愛い孟飛ちゃん、何故に頭がモモタロさん?

補足 脚本&原作古龍「碧玉刀」。 データベースに撮影として名前が挙がっている黎世傑は「撮影何とか」なのだが、手書き文字がバックの色と重なって見えない。 まぁ、撮影何とかを自分でやったのだからしょうがない。 他にも見えないスタッフが沢山あり、上記は私がDVDを見て書いたものだが、web上のデータとかなり違うのはそのせいかも知れない。

御本人情報 洩れ聞きアワ~♪
「初めて出演した古龍作品であると同時に、それまでの素手から剣劇に移行(と表現なさっている)した第一作で、劇場でも大ヒットした」そうです。
…えっ、最初の古龍作品は「刀魂」じゃないの???

製作/東森(香港)影業 發行/七賢影業公司 台湾公開 1979年8月31日 (88分45秒)

戚繼光 1979 The Great General
  • 大将軍(韓国?)
  • 武術指導顔毅 導演丁重 編劇韋辛 製片帥嶽峰,陳文和 助理製片張國棟 攝影中條伸太郎
  • 柯俊雄戚繼光, 孟飛戚印, 董瑋家臣, 王莫愁, 周芝郎, 樊梅生, 王俠, 雷鳴宦官那智, 易原, 蔡弘, 李影, 邵羅輝, 龍少飛, 嚴重, 余松照 , 張威, 李登財, 陸一龍, 原森, 柯佑民, 關洪, 何剛, 李敏郎, 劉立祖, 陳舊, 蘇真平, 吳可, 扈漢章, 蘆葦, 林光榮, 呂雲保, 林萬掌
  • 台湾高雄(左營)孔廟冒頭役所, 麟山鼻倭寇を追い詰めた海辺, 台北中影文化城

孟飛in戚繼光 お話 嘉靖41年、明国朝廷は大将軍、戚継光に倭寇討伐を命じた。早速、自慢の戚家軍を率いて任務に当たった戚継光。一人息子、戚印に扮するは孟飛。ある日、脱走し戚継光暗殺を図った一人の倭寇が、戚印の進言によって放免された。己の命をも顧みぬ侍魂に打たれたのだ。逆に戚親子の情けの深さに打たれた捕虜は、戚家への忠誠を誓う… て言うかな、「倭寇」って海賊やで。まともな「侍」と違いまっせ。ま、えっか♪

一方、内部には倭寇を手引きする裏切り者がいた。ご期待通り、宦官である。倭寇挟み撃ち作戦を前に、戚印はワナにハメられ、父の軍を待たずに出撃してしまう。結果、彼の軍は壊滅に追い込まれ、重要な街を占領されてしまった。死罪に問われた戚印を慕う家臣達は次々に情け乞いに現れ、かつての捕虜までが身代わりに死んで恩を返したいと申し出る。だが、戚継光は聞き入れる事ができない。そして迎えられた処刑の朝。準備が整い、ひざまづいて最後の赦しを請う兵士達、響き渡る太鼓の音…… 話を聞いて夫人と婚約者が駆けつけたその時、二人の目の前で首がはねられた。涙を流す家臣達。妻に呼び捨てにされ、罵られながら秘かに悲しみにくれる戚継光、、、後は倭寇を退治して宦官が捕らえられてハイッ、めでたし。はしょり過ぎ? ニギリメシが勝因なんですニギリメシが。そういうオチで。(オチかよ!)

見所 家紋のつもりであろうか、おちゃめなマーク入りの旗を持つ兵士達が続々上陸する豪快なオープニング。彼らは「藤原良房」「山田小野」「蒼田三郎」「西原子」などの名を掲げたまま民家を襲うのだ。特に「山田小野」さんちの家紋は身分がめちゃくちゃに低そうである。「みんな集まれ~ぃ、山下、岡村!」 鎧兜のボスの操る日本語がなかなかのハードコアである。文法もおかしくはないし、発音も悪くない。悪くないんだが… 言葉の何たるかを考えさせされる作品である。いや、きっと彼らはニセモノ倭寇なのだ。当時も多くがそうだったらしいし。とにかく、ツッコミどころ満載で、ツッコミ疲れて2度目を見る気がなかなか起こらない(その割にはキャプチャしまくっとるがの)。もーね、「孟飛途中で死ぬ」パターンと判明すると途端にテンション下がっちゃうもんで。倭寇が面白過ぎる時点で、もうシリアスじゃないんだし。 そうそう、「燃えよドラゴン」の少年、トン・ウェイがゴージャスな鎧で出ている。あの顔のままで。

こんなトコロに写真館 トン・ウェイ コーナーにあり)

製作/台湾 台湾公開 1979年10月31日 (89分)

白馬素車勾魂幡
色情太監
西厰太監
1979 Eunuch Of The Western Palace
  • 武術指導詹龍,黄飛龍,小黄龍 導演午馬
  • 孟飛古星雪白馬, 張依玲水孁瓏素車, 龍君児白玉香勾魂幡, 王道雷震天劍掌雙絕, 宗華洪公公, 羅烈霍無病, 龍飛江雨寒, 李欣華, 蘇真平, 翁小虎, 黃飛龍, 陳森林, 原森商大人, 馬場, 蔡中秋, 金萬希, 陳舊
  • 台湾聖人瀑布天門瀑布, 三水潭~黑龍潭高大人の息子が襲われる川, 台北中影文化城

メン・フェイ孟飛in白馬素車勾魂幡 お話 時は明末期… 国家の存亡に関わる密文を運ぶ龍良夫妻は、謀叛の輩共と結託した宦官、洪の手下に襲われた。 通り掛かった雷震天(王道)が助けるも、時遅く、夫妻は助からなかった。 夫人は彼に白馬、素車、勾魂幡の3人に密文を託し、丹州の商洛大人に届けて欲しいと言い残した。
密文を運ぶ3人の行く手に宦官の密偵達が次々に現れる。 だが、敵の手に渡る密文は、その都度偽物。 息をもつかせぬ展開、飛び交う未知の必殺兵器でスリル満点、、、なんちゃって。 最後に宦官と差し違える王道… 彼が相打ちで事切れた事を確認した孟飛は、すたこらさっさとその場を後にし、THE END… そんな薄情な!

メン・フェイ孟飛in白馬素車勾魂幡
えくぼの秘密♥
見所 オープニングでは、宦官についての長い説明の後、男の子がちょん切られてしまうシーンを再現。 オィオィいきなりかい。 「手術台」の中央には溝があり、血がたらたら流れ落ちる仕組みになっている。 そう言えば昔、世界史でそんな話聞いた。勉強になりますなぁ(カットされているバージョンもあるかも知れない)。
妙ちくりんな武器を恥ずかしげに振り回す共演者達を後目に、孟飛さまは二刀流という正当派。 で、やっぱり衣装は白。 爪先から手首まで白。 刀の鞘まで白! ポニーテールの位置も程よく、前髪も若々しい。 黒装束の王道は「三侠」とは違うので、特に変な武器は使わない。 王道の「変な奴」は見た事ないのだが。

シリアスモードは王道に任せて、孟飛さまはちょっと軽め。 惜しまれるのは、せっかく色っぽい筈の孟飛さまの「死にかけシーン」が、メイクがリアル過ぎてホントに死にかけなことだ。
英語版で名前がどうなっていたか忘れたが、タイトルは密文を託された3人の事で、白馬、勾魂幡、そして残る「水孁瓏/素車」の女優の名前が判らないのだ、タレコミぷり~ず♪ 2012年に広東語版、続いて標準語版も発見されるという豊作っぷり。
今回は珍しい小物が多くて忙しいせいか、モテモテだの、無理からに詰め込んだ愛憎ストーリーなどは一切無い…!(要らないがなっ)

見たつもり映画館 にあり)

 (UK版DVD 91分)

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